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ドラえもん映画シリーズ第12作、「ドラえもんのび太のドラビアンナイト」をDVDを借りて観ました。
面白かったので感想をブログに殴り書きます。酔った頭で。
自分はあまり予備知識を準備せずに見たので楽しめましたが、
いろいろと予習してしまうと楽しさをゼロから味わえないと思うので
視聴済みの人しかこの先は読んではいけない・・。

この映画のストーリーは、
絵本入りこみぐつで絵本の世界に入って遊んでいたのび太たちが、
あるアクシデントに見舞われてシンドバット冒険の世界に取り残されてしまったしずかちゃんを助けにいく話であります。

この話は一番ドラえもんらしさの詰まった話だと思います。

個人的に、自分が「おお・・・」と思った点をあげていこうと思います。


コメンタリーのように話のピンからキリまで好きなところを挙げていってもいいのですが、
それこそ千夜一夜物語になってしまうので。

20130213_000








この話は、物語におけるあらゆるグッとくるカタルシスを感じる展開が多分に詰め込まれていると思います。

まず絵本の世界に読者が介入するという点です。
ジャイアンとスネ夫が、ジャックと豆の木の絵本に入りこみ、
ジャックに対して「この先には巨人がいて、君はなんども危ない目にあうから、ページを飛ばしてあげるよ」
なんて言います。
この、読者の神目線でもって何も知らない絵本のキャラクターに指図するというところにまず夢があります。
(このスネ夫たちのおせっかいによって、絵本のページをスキップすることはできない、という事が判明しますが、これは伏線になってたかな…?重大なことのように思えてあまり関係なかったような)

んで、その後スネ夫はこっちの方がもっと面白いってことで、のび太くんの、もう古くなってページがバラけてしまっている絵本をわざとばらばらにしてごちゃ混ぜにしてしまいます。
その結果、あらゆる童話のキャラが同じ世界に入り乱れるという現象が発生しますが、ここで異種格闘技戦のドリームマッチのようなカタルシスを感じました。(スマブラみたいな)
海でおぼれたピノキオのゼペットじいさんを人魚姫が助けたり、
白雪姫の魔女がヘンゼルとグレーテルのお菓子の家の魔女にりんごを売る、なんてシーンがあったりして。

ここの、バラけた絵本を見て全部ごっちゃにしてしまうという、スネ夫の応用は素晴らしいですね。
この発想が素晴らしい。

んで次に、いろいろあって絵本の世界に取り残されたしずかちゃんをどうにかして助けないといけないということになるのですが(ここでのび太のママが遊びほうける息子にキレて絵本を全部燃やしてしまうというのもいいですね。これはママの役割ですね)
ドラえもんが発案したその方法が、しずかちゃんがいると思われるアラビアンナイトは一部現実世界の史実とつながっている部分があるので、その時代にタイムマシンで行けば、絵本の世界に介入できるというとんでも作戦であります。
もちろん現実的に考えればいろいろとツッコミどころがあるとは思いますが、これぞリアリティのある漫画的ハッタリの極みだと思いました。
十分に納得できます。ドラえもんすげえ!この辺にまたロマンがあります。

んーで、またいろいろあって、のび太たちは当時のバクダットにて、現実世界のシンドバットに出会いました。
彼はもはや一線を退いた恰幅のいい中年の姿であり、のび太が、お話のシンドバットとは全然違うなあ・・・なんてぼやきます。
終盤、シンドバットの持つ様々な魔法グッズが、
実は未来の時間旅行者が残した22世紀のひみつ道具であったことが判明します。
この、過去に魔法といわれた非現実なアレコレが、未来の科学で作られたものだった、というところに、
SFなカタルシスを感じました。(たまごとにわとりの競争が始まるな…)

この話の敵キャラは盗賊と奴隷商人という、現実世界の悪い人間です。
終盤、シンドバットの魔法グッズをこいつらが奪い、シンドバットの王宮が乗っ取られてしまいます。
ここにまた、便利な道具は持ち主によって善にも悪になるという、鉄人のリモコン的カタルシスがあります。

絶体絶命のピンチに、役立たず(?)といわれ姿を消していたツアコンのミクジンが現れて、盗賊に奪われていたドラえもんのポケットが手に入り、形勢逆転していきます。この辺りは予定調和だった。
まあミクジンは性格とか見た目とかそのキャラクターがかわいかったのがいい。いいキャラをしていた。
四次元ポケットをカシムたちが捨てずに使いこなしていたら、勝ち目は無かったんじゃないか。

んでんで、シンドバットが、のび太に活を入れられて、若かりし頃の情熱を取り戻し、
悪人アブジルと一騎打ちしていきます。
ここに、老いて現役を引退したかつてのヒーローが、再燃して復活するというカタルシスがありました。
しかしヒーローというものは死ぬまでヒーローであることを強いられるさだめなのですね…ゆえにヒーローなのかもしれませんが、ある種悲しくもあります。

ごちゃごちゃと書きましたが、こんな風にこの話にはいろんな理屈抜きにグッとくる展開というものの
オンパレードのように感じました。
大人になってみれば、これらは映画においてさして真新しくないネタであるかもしれませんが、
これは子供向け作品であり、観るのはそういったテクニックの蓄積の無いアラティーンの子供たちです。
あらゆるアツいシークエンスの連続は、子供たちに「フィクションの凄さ」を
初体験として刻み込む効果を十二分に発揮しているのではないかと思いました。
こういうネタを全部、外すことなく話を展開する脚本がとにもかくにも優秀すぎるとおもた。

ドラえもん自体、SFとファンタジー、それらと現実の日常世界との釣り合わせという魅力が
魅力の作品ですが、最初にドラえもんらしさの詰まった作品といったとおり、
これ方向性の面白さを極限まで追求した脚本が、
このドラビアンナイトという映画だとぼくは思ったのでした・・・

ps
ギャグも秀逸だった。




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しずか「困ってるみたい」
のび太「そりゃそうだよ。ほんとは王子様を助けるはずなんだもん」



20130213_0002.png



しずか「しかたなく海へ帰っていくわ・・・」






ここ声出してワロタ
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2013.02.14 Thu l 未分類 l コメント (3) トラックバック (0) l top

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2015.11.26 Thu l . l 編集
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